到来しつつある超低金利時代の為替市場の姿
昨日の豪中銀の100bp(1.00%)の追加利下げには誰もが度肝を抜かれたのではないでしょうか。NZの50bp(0.50%)の利下げも大胆な印象を与えましたが、それを超える100bpの利下げは強烈な印象がありました。
ただ、この豪州の大幅利下げが引き金になったのかは分かりませんが、主要国においては利下げ圧力がかかっている状況であるとも考えられます。噂されているような、米欧による「協調利下げ」の可能性はかなり低いと見ていますが、香港やイスラエルといった関係のなさそうな国・地域も本日になって利下げを実施していますので、「物価上昇(インフレ)圧力に抗するために利上げを実施する」という世界的な流れ(トレンド)は終わって、世界的な流れは金融緩和、即ち各国が独自に利下げを模索する方向に向かっているのではないでしょうか。
そんな中で、世界の主要株価指数は軒並み下落しており、「日本株」「日本円」が注目される要件はかなり整いつつあるように思います。金利差の優位性が薄くなることにより、「円キャリートレード」の巻き戻しが進み、通貨のパフォーマンスによっては「逆キャリートレード」に優位性が見出せるやも知れません。日欧、日英の金利水準がほとんど変わらないということになった場合、今まで売り込まれていた反動から、あるいは物価上昇が抑制されていることから、「円」が買われやすくなることが想定されるのです。
これは日米の短期債利回りがほとんど同じ水準になっている現在、緩やかなドル安・円高に向かっていることから導き出せます。さらにいえば、主要通貨に対して円が強含んでいる背景には、利下げ観測が強まっている中で、日本と他国の金利水準がほとんど変わらなくなることが考えられていることもあるのではないでしょうか。
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コメント
はじめまして
牧田 嘉昭さんのころからブログは拝見させていただいております。
移転前に南アランドが10円台になるという記事を書いていたかとおもいます。本日到達したので、牧田さんの相場勘はすごいものがあるとおもいました。まさか10円台に乗るとはおもっていなかったので…。
これからランドは10円台を割っていくのでしょうか?
投稿: tac | 2008年10月 8日 (水) 17時02分