ティモシー、がいいとな?(ティモシー・ガイトナー次期財務長官)
つまらん駄洒落ですみません...
既にご存知のこととは思いますが、週末のNY市場では、オバマ次期大統領がティモシー・ガイトナーNY連銀総裁を次期財務長官に、また、ローレンス・サマーズ元財務長官を国家経済会議委員長に指名するとの報道がなされ、この報道を好感したリスク志向の株買いによって、大きく株高・円安になりました。
オバマ次期大統領が、ティモシー・ガイトナーNY連銀総裁を次期財務長官に指名するとの発表をしたのは日本時間の今日未明(午前2:00)のことになりますので、株式市場は上昇の材料を探している状況であったのかもしれません。やはり、米国の主要株価指数として国際的によく名前が知れ渡っているダウ平均株価が高値から反落したしたとなると、それこそ投げ売りが殺到して収拾がつかなくなりかねない状況でしたので、「組織的な買い支え」があるいはあったのかもしれません。
それにしても、オバマ次期大統領の、財務長官人事発表のタイミングは絶妙というほかありません。このブログでも次期財務長官人事についてはいろいろと記してきましたが、無難で手堅い・予想通りで、「面白くない」といえば面白くない、王道を行く、オバマ次期大統領らしい人事発表ではありました。
またもやサンデー・ポールソン!
こちらも、既にご存知のこととは思いますが、米東部時間日曜夜(日本時間曜未明)米財務省は、米銀「第4位」のシティ・グループの救済策を発表しました。株式市場はこの発表を素直に好感して大幅上昇し、為替市場でも、リスク志向の円キャリートレード(円売り)が進行しました。
ただ、この救済策を手放しで歓迎する向きはそれほど多くないことも事実でしょう。一説にはシティ・グルークだけでも、公表されている以上に巨額の損失が発生するかもしれない「爆弾」を抱えているといわれ、これで問題の最終解決とはいかないようです。
事の発端は、すったもんだの末、議会を通過した金融安定化法案「TARP(Troubled Asset Relief Program)」、つまり「問題資産買取プログラム」の資金を使って、ポールソン財務長官がどんどん金融機関に資本注入したことにあります。ただ、これにも理由があって、実は問題資産の買取を進めると7000億ドルの金額ではとても間に合わないということが判明したから個別金融機関への資本注入に切り替えたのだそうです。そして、今回のシティの救済策には、シティだけで問題資産約3000億ドルの保証がなされており、これが新たな火種になる可能性は高いようです。
要するに金融機関という「袋」から、不良資産・問題資産を取り出すという事ではなくて、その「袋」の中に問題資産を押し込めたままで、その「袋」が破けないようにいたしましょう...ということのようです。しかし、今回の救済策がどの程度の規模の銀行まで適用されるのかは全く分かりません。当時米投資銀行で第5位であったベアー・スターンズを「救済」して、第4位のリーマン・ブラザーズを破綻させたように、もっと預金預かり規模の大きい銀行、例えばワコビアと合併した、第3位のウェルズ・ファーゴを破綻させるというようなこともありえましょう。
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