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銀行間市場金利はこのまま沈静化してゆくのだろうか。

  ドルLIBOR(ロンドン銀行間市場金利)に代表される銀行間市場金利・短期金利はこのところとりあえず低下中で、信用(貸出)が市場に戻ってきたのではないかという指摘も一部にあるようです。

  しかし、本当のところはわからないままであるというか、たしかに四半期毎に銀行・金融機関の決算は公表が義務づけられています。ただ、損失の「飛ばし」処理が行なわれたといわれる肝心の「特別目的会社」の財務内容は公表されないため、銀行同士が疑心暗鬼に陥っている状況なのです。

  とてもではありませんが、銀行間市場金利がこのまま沈静化してゆくとは考えづらいのが現状です。各国の中央銀行は積極的に流動性(資金)供給を実施していますけれども、「年末越え」の資金需要が出てくるのはこれからであって、「一事が万事」ではないですけれども、どこかで資金ショート(不足)が発生すると、アッという間に銀行間市場に拡がって市場金利の急騰ということが考えられるのです。

  日本のバブル崩壊後、邦銀向けの銀行間市場金利(貸出金利)に「ジャパン・プレミアム」といわれる、上乗せ金利が働いたことがありましたが、サブプライム住宅バブルが崩壊した現在、東京市場では外銀向けの貸出金利に「上乗せ」がはたらいているともいわれます。米銀大手3行に対する信用に「?」が付けられたとき、「リーマン・ショック」に次ぐ市場の混乱が発生することになるのです。

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